JA熊本経済連は5月31日から6月4日までの5日間、菊池市七城町の(株)熊本畜産流通センターで「第15回JA熊本経済連肉牛枝肉販売促進会」を開きました。生産農家の経営安定、熊本県産牛の肉質向上と県産ブランド確立を目的として毎年開催。
県内生産者が丹精込めて育てた肉牛74頭(乳用種3頭・交雑種17頭・褐毛和種5頭・黒毛和種49頭)が出品され、審査の結果、岩根大三さん(JA菊池)出品の黒毛和種(枝肉重量:555.8kg、等級:A-5、BMSナンバー:12、父:茂勝朗、母の父:安福久、祖母の父:第20平茂)がグランドチャンピオンに決定しました。枝肉は㈱熊本畜産流通センターが1キロ単価6000円の高値で落札。
岩根さんは「41年目にして初めて受賞することができ、周りの皆様のおかげと感謝したい。これからも皆様のニーズに応えられるような牛を丹精込めて育てていきたい」とあいさつした。
同経済連の丁道夫会長は「新型コロナウイルスの感染拡大がこれまでの消費活動を一変させ、肉牛枝肉相場も先が見えない状況ではあるが、生産農家の経営安定につながるよう、新たな生活様式に対応したブランド戦略の構築、営農指導体制の強化、家畜防疫体制の強化に取り組んでいく」と述べました。
入賞者は次のとおり
◇黒毛和種の部▽金賞=岩根大三(JA菊池)▽銀賞1席=荒木輝幸(JA菊池)▽銀賞2席=内田和浩(JA菊池)▽銅賞=㈱出口畜産(JA菊池)、松田道夫(JAあしきた)◇褐毛和種の部▽金賞=淵上敦雄(JA鹿本)◇交雑種の部▽金賞=緒方敬勝(JA菊池)▽銀賞=山田勝郎(JA菊池)▽銅賞=八並節美(JA菊池)◇乳用種の部=該当なし
▽グランドチャンピオンに選ばれた岩根大三さん(写真右)