農産物検査員育成研修閉講式 14人が晴れて農産物検査員に

熊本県JA農産物検査協議会とJA熊本経済連は22日、2020年度農産物検査員育成研修会の修了証書授与式を開催しました。授与式では、同協議会の梶原哲会長(=同経済連専務)が農産物検査員の試験合格者に修了証書を手渡しました。合格者は、2021年度から晴れて農産物検査の現場に就きます。

協議会と経済連では今年度、計17回にわたり研修会を開きました。県内JAから農産物検査員資格の取得を目指すJAの農産担当者などが参加し、農産物検査法関連の座学研修、米・麦・大豆の分析実習、鑑定実習で基礎を固めました。鑑定試験と筆記試験による修了試験で14人が合格。

研修生を代表してJA阿蘇の宮﨑政道さんが「協議会や経済連の方など多くの人に検査業務全般にわたり指導して頂いた。今後、農産物検査員としての自覚を持ち公正中立で誠実な検査を実践できるよう精進していく」と力強く挨拶しました。

梶原会長は「農産物検査は、組合員の出荷品に価値をつける重要な役割を担う。自らの格付けに責任を持ち、組合員や取引先から信頼される検査員になってもらいたい」とエールを送りました。

▽抱負を述べる修了生代表の宮﨑政道さん(JA阿蘇)

▽2020年度農産物検査員の試験合格者ら