県内JA統一農産物集出荷システム構築に向けた新たな取り組み

JA熊本経済連は、県内JAの農産物集出荷システムの構築に向けた取り組みを進めています。

物流の2024年問題を受け、農産物の輸送効率を高め、事務作業を簡素化することが目的で、2024年4月から、熊本県、JA熊本中央会、県内JA、(株)熊本アグリシステムなどとワーキングチームを結成しました。各関係者が協力し合い、農産物の集出荷に関する新たなシステムの構築を目指します。

令和6年度は、生産者とJA選果場をアプリケーション(JAコネクト)で結ぶ農産物集出荷システムを構築しました。生産者が出荷量を事前に入力することで、選果場での荷受けや分荷作業の迅速化を図ります。県内の12JA、19部会でシステムの試行実証が開始され、JA側において事務効率化につながるなど一定の成果が見られました。将来的には、運送会社や市場とも連携し、さらなる輸送の効率化目指します。

3月17日には、第3回ワーキングチーム会議を開き、各メンバーが進捗状況を共有し、今後の方針について議論を交わしました。