JA熊本経済連は8月22日、熊本市の菊南温泉ユウベルホテルで2024年度熊本県麦・大豆生産振興大会を開きました。生産者やJAの他、九州農政局や熊本県から関係者約60人が出席。
麦・大豆生産の優良事例や、需要情報を共有し、組合員の生産意欲と所得向上の実現を目的に開催しています。情勢報告の他、県産麦・大豆を使用した商品紹介も行われました。
23年度熊本県麦・大豆振興共励会の表彰式も同時開催。大豆・集団の部で最優秀賞の、農事組合法人秋津営農組合(熊本市)、麦・集団の部最優秀賞の、農事組合法人ASO的石(阿蘇市)らを表彰しました。秋津営農組合の河添衆孝副組合長は「今回の受賞を励みに、更なる生産性向上に努めたい」と喜びを述べました。
同連の丁道夫会長は「食料安全保障の強化に向けて、麦・大豆の生産性向上や安全安心の確保は重要。農家経営が危機的状況にある中で、生産者と実需者の相互理解が不可欠。課題解決に向け一体となり取り組んでいく」とあいさつしました。 最後に岡松賢一氏(熊本市・麦農家の部奨励賞)が「生産性向上に努め、実需者に信頼される産地づくりを通じて持続可能な農業生産を実現しよう!」と大会スローガンを力強く提唱し、大会を締めくくりました。