JA熊本経済連は6月3日から7日までの5日間、菊池市七城町の(株)熊本畜産流通センターで「第18回JA熊本経済連肉牛枝肉販売促進会」を開催しました。生産農家の経営安定、熊本県産牛の肉質向上と県産ブランド確立を目的として、毎年開いています。
県内生産者が丹精込めて育てた肉牛70頭(乳用種2頭・交雑種12頭・褐毛和種6頭・黒毛和種50頭)が出品されました。審査の結果、中村正志さん(JAあしきた)が出品した黒毛和種(枝肉重量:587.3kg、等級:A-5、BMSナンバー:12、ロース芯:103cm、父:福之姫、母の父:百合茂、祖母の父:安福久)がグランドチャンピオンに選ばれました。枝肉は(株)木原食肉生業が1キロ単価6500円の高値で落札しました。
中村正志さんのご子息の中村大輔さんはあいさつで「年々レベルが上がっている同促進会でグランドチャンピオンが取れ、大変うれしい。この結果に恥じないよう、これからも良い牛を生産できるよう取り組んでいく」と意欲をみせました。同連の丁道夫会長は「生産コスト低減や営農指導体制、家畜防疫体制の強化に取り組み、安心して経営ができる環境づくりに努める」と述べました。
入賞者は次のとおりです(カッコ内はJA名)
◇黒毛和種の部▽金賞(グランドチャンピオン)=中村正志(あしきた)▽銀賞1席=青木公典(菊池)▽銀賞2席=(株)中林ファーム(菊池)▽銅賞=(株)佐々畜産(菊池)、(株)安武ファーム(菊池)
▽脂質賞=内田和浩(菊池)
◇褐毛和種の部▽金賞=渕上敦雄(鹿本)
◇交雑種の部▽金賞=山田勝郎(菊池)▽銀賞=大塚晃生(菊池)▽銅賞=(株)宮木牧場(鹿本)
◇乳用種の部▽該当者なし
写真=グランドチャンピオンに選ばれた中村大輔さん(写真右)