５月２２日、２０２４年度の農産物検査員育成研修会が開講しました。熊本県ＪＡ農産物検査協議会（事務局＝ＪＡ熊本経済連）が毎年実施しており、本年度は、県内ＪＡの農産担当者など１８人が受講し、農産物検査員資格取得を目指します。農産物検査員は、農産物検査法に基づき農家組合員が生産した米・麦・大豆等について、銘柄や品位などの検査証明等を行うことができる知識・技能を有する資格者で、等級格付けを行う重責を担います。受講生は、農産物検査法関連の座学研修、分析、鑑定実習など全１７回の研修を通じて、農産物検査員としての知識・技能を習得し、来年３月１９日に予定されている筆記・実技による修了試験に臨みます。 開講式で同協議会事務局長であるＪＡ熊本経済連農産部の中野敬悟部長は、「農産物検査とは、生産者の品質改善の指標であり、消費者の信頼にもつながる大切な業務。はじめのうちは銘柄や等級の見分けがつかないだろうが、努力は必ず実る。毎回の研修を大切に受講してほしい。私たちも全面的にサポートする」と挨拶しました。受講者の自己紹介では「今まで野菜の指導をしていたが、今年からは米の指導も行う。皆さんと合格目指して頑張りたい」「農産物検査はＪＡの重要な業務、何が何でも合格する」等と力強く決意を表していた。