JA熊本経済連は12月4日、熊本県庁を表敬訪問し、蒲島県知事に全国産業用無人ヘリコプター飛行技術競技大会の結果報告を行いました。同大会は産業用無人ヘリコプターによる諸作業の推進と安全運行の啓発に努めることを目的としています。今年度は11月に埼玉県熊谷市で開かれており、熊本県勢は6度目の優勝という快挙を達成しました。
農林水産大臣賞に(株)それいゆアグリの坂本皓さん・上村光さんペア、前後進飛行Aの部(技能認定証取得後5年未満)では、松橋町無人ヘリ管理組合の砂原青空さん・岩村楓大さんペアが、前後進飛行Bの部(技能認定証取得後5年以上)では、YHファクトリーの山口博隆さん・三井一行さんペアが農林水産省消費・安全局長賞を獲得し熊本県勢の活躍が目立ちました。意見交換の中では「未来の農業を背負う若者のためにも、ドローンのような無人ヘリコプター購入補助や、免許取得の支援をお願いしたい」と無人ヘリコプターの将来について多くの意見が交わされました。県無人ヘリコプター導入組織連絡協議会で事務局長を務める同経済連農業機械課の堀内健児課長は「熊本県勢が総合優勝という快挙を成し遂げたことはとても喜ばしい。本県の防除技術の高さが証明され、今後の請け負い防除の信頼の向上につなげたい」と語りました。