JA熊本経済連は5月29日から6月2日、菊池市七城町の(株)熊本畜産流通センターで「第17回JA熊本経済連肉牛枝肉販売促進会」を開きました。生産農家の経営安定、熊本県産牛の肉質向上と県産ブランド確立を目的として、毎年開催しました。
県内生産者が丹精込めて育てた肉牛72頭(乳用種3頭・交雑種15頭・褐毛和種5頭・黒毛和種49頭)が出品されました。審査の結果、(株)佐々畜産(JA菊池)が出品した黒毛和種(枝肉重量:594.6kg、等級:A-5、BMSナンバー:12、父:百合白清2、母の父:諒太郎、祖母の父:安福久)がグランドチャンピオンに選ばれました。枝肉は(株)木原食肉生業が1キロ単価6030円の高値で落札しました。
(株)佐々畜産の佐々公博さんはあいさつで「ここ数年は、銀賞や銅賞だったため、やっと金賞を受賞することができた」と笑顔をみせました。同連の丁道夫会長は「生産農家の経営安定に向け、新たなブランド戦略の構築、営農指導体制と家畜防疫体制の強化に取り組んでいく」と述べました。
入賞者は次のとおり(カッコ内はJA名)
◇黒毛和種の部◇
▽金賞(グランドチャンピオン)=(株)佐々畜産(菊池)
▽銀賞1席=岩根大三(菊池)
▽銀賞2席=松田道夫(あしきた)
▽銅賞=(株)中原牧場(鹿本)、勘米良高宏(くま)
◇褐毛和種の部◇
▽金賞=(株)SAITOH FARM(菊池)
◇交雑種の部◇
▽金賞=東義宏(菊池)
▽銀賞=大塚晃生(菊池)
▽銅賞=(株)宮木牧場(鹿本)
◇乳用種の部◇
▽該当者なし