JA熊本経済連は4月13日、菊池市七城町の(株)熊本畜産流通センターで第37回黒毛和牛勉強会を開き、県内のJA職員や生産者およそ40人が参加しました。同勉強会は、肉質の向上と生産農家の経営安定、肥育技術の研鑽を目的に開催しています。
同連畜産生産指導課の職員が、肥育用配合飼料と粗飼料の特徴について講義しました。また勉強会の一環として、県内JAの生産者から出品された黒毛和種58頭の枝肉を審査し、金賞1点、銀賞1点、銅賞3点を選びました。審査した同連畜産販売課の職員は「適度なしまりと光沢があって、質の良いものが多かった」と講評しました。
同連畜産部の野村克也部長はあいさつで「生産コストの高騰など畜産を取り巻く環境は厳しい状況となっているが、この勉強会を経営に活かしてほしい」と話しました。同連は今後も、くまもと黒毛和牛「和王」を筆頭とした県産黒毛和牛の銘柄確立、系統共販体制の強化に力を入れて取り組みます。