JA熊本経済連は3月7日、熊本市中央区のホテルで令和5年産春夏瓜類・春野菜出荷大会を開いた。生産者や全国の取引市場、JA関係者などおよそ230人が出席しました。一堂に会しての開催は4年ぶり。産地と市場が一体となり、販売目標金額355億円(春夏瓜類92億円、春野菜263億円)の達成を誓いました。全国に向けていよいよ熊本県産春夏瓜類と春野菜の出荷が始まります。
同連は基本方針に①環境変化に対応する産地体制②情報を活かした円滑な販売③産地一体となった熊本ファンづくり――の3つを掲げ、環境変化に対応した商品づくりと安定供給に努め、消費者に支持される「熊本ブランド」の確立に向け取り組んでいきます。同連の丁道夫会長はあいさつで「生育はおおむね順調で、期待に沿える青果物を消費地に届けられると確信している。JAグループ熊本として、県内JAやJA熊本果実連とともにオール熊本の販売を更に強化し取り組んでいく」と決意を述べました。
令和5年産における春夏瓜類のすいか類、メロン類の作付面積は生産者の高齢化等により減少傾向。春野菜ではミニトマトやアスパラガスは他品目からの転換や新規就農者の加入により増加傾向。一方、トマト、ナスについては減少の見込みです。
本年産の生産計画(3~6月)は、春夏瓜類で作付面積837.1ヘクタール(前年比98%)、出荷数量2万7858トン(同98%)、春野菜で作付面積2667.8ヘクタール(同98%)、出荷数量8万4142㌧(同99%)を見込みます。