即席めん大手メーカーのエースコック(株)(大阪府吹田市)から2月27日、熊本県産の規格外トマトを使ったカップラーメンが発売されました。持続可能な開発目標(SDGs)をテーマにした取り組みの一環で、市場に流通しにくい規格外野菜などを活用し、食品ロスの削減を目的に同社が開発、販売しているシリーズの第二弾。JA熊本経済連がトマトの供給に協力しています。
発売されたのは「もったいないをおいしいに 火の国の醤油ラーメン ガーリックトマト仕立て」と「もったいないをおいしいに 火の国の野菜タンメン バジルトマト仕立て」の2商品。形や大きさなどが出荷規格に合わず、青果として市場に流通できない県産トマトをスープに使用しています。
同日に熊本県庁で開かれた商品発表会で、同社の村岡寛人常務取締役は「熊本のおいしいトマトを味わいながら食品ロス削減に貢献できる商品だと自信を持って発売する」とあいさつされました。同連の丁道夫会長は「規格外の野菜を活用した商品開発は、生産者所得の向上に寄与するものであり、大いに期待をしている」と話しました。