ＪＡ熊本経済連は１０月３１日から１１月４日までの５日間、菊池市七城町の株式会社熊本畜産流通センターで第２９回ＪＡ熊本経済連肉畜枝肉共励会を開催しました。肉豚の部で坂本哲也（ＪＡ菊池）、肉牛の部で㈱出口畜産（ＪＡ菊池）をそれぞれグランドチャンピオンに選びました。（株）出口畜産の出品牛（枝肉重量＝５８５．４ｋｇ、等級＝Ａ５、ＢＭＳナンバー＝１２、父＝福之姫、祖父＝安福久、祖々父＝勝忠平）は１キロ単価１００９０円の高値で落札されました。共励会は、生産農家の経営安定、熊本県産肉豚・肉牛の肉質向上とブランド確立を目的として毎年開催しており、県内ＪＡから肉豚１１セット（４４頭）、肉牛９９頭（乳用種＝４頭、交雑種＝１８頭、褐毛和種＝８頭、黒毛和種＝６９頭）が出品されました。また今回の共励会より全国和牛能力共進会でも取り組まれた、オレイン酸数値に着目し脂質賞を設定しました。

同連の梶原哲専務はあいさつで「畜産情勢は厳しい状況が続いているが、ＪＡグループ熊本は県や関係団体と一体となり、新たな生活様式に対応したブランド戦略を構築したい。また、生産農家が安心して経営できる環境づくりに取り組んでいく」と話しました。

その他の上位入賞者は次のとおり

◇肉豚の部▽金賞＝坂本哲也（ＪＡ菊池）▽銀賞＝管野義治（ＪＡ菊池）▽銅賞＝㈲やまとんファーム（ＪＡ阿蘇）

◇肉牛の部【乳用種の部】▽該当者なし

【交雑種の部】▽金賞＝藤林満也（ＪＡ阿蘇）▽銀賞＝坂本正信（ＪＡ菊池）▽銅賞＝中河原三郎（ＪＡたまな）

【褐毛和種の部】▽金賞＝麻井誠治（ＪＡかみましき）

【黒毛和種の部】▽金賞＝（株）出口畜産（ＪＡ菊池）▽銀賞１席＝松田道夫（ＪＡあしきた）▽銀賞２席＝中原誠喜（ＪＡ熊本市）▽銅賞＝本村安拡（ＪＡくま）、（株）佐々畜産（ＪＡ菊池）、（同）清水畜産（ＪＡ菊池）、川口誠二（ＪＡあしきた）▽脂質賞＝糸岡義博（ＪＡ菊池）