熊本県経済連茶生産流通協議会(事務局=熊本経済連)は2月上旬、2021年度茶共進会の入賞者に賞状と記念品を贈りました。茶共進会は、茶の生産技術改善による荒茶品質向上と共販拡大を図ることを目的に開催しています。毎年開催している表彰式は中止しました。
7月の審査会で、同連茶指定商社と熊本県の茶業研究機関や技術支援機関などの6名の審査員が蒸製玉緑茶25点、普通煎茶7点を審査しました。蒸製玉緑茶の部の特等にJA菊池の工藤隆行さんを選びました。工藤さんの特等受賞は2年連続です。産地賞にはJAくまが選ばれました。普通煎茶は出品点数が審査規程の10点に満たなかったため、参考品扱いとしました。
審査長で農産部の中野敬悟部長は「晩霜被害やコロナ禍の影響もあり出品数は少なかったが、どれも「くまもと茶」の技術の高さを示す優れたものだった」と講評しました。
茶共進会の主な上位入賞者は次の通りです。()内はJA名。
◆蒸製玉緑茶の部
▽特等=工藤隆行(菊池)
▽一等=工藤実代子(菊池)
▽二等=森田哲生(菊池)
▽三等=信国晋太郎(くま)、赤坂英保(くま)
◆産地賞=JAくま
◆熊本県茶商業協同組合理事長賞=古山徹(くま)