ＪＡ熊本中央会・連合会の農政・営農支援センターは６月４日・５日の２日間、合志市のＪＡ教育センターで「ＪＡ営農指導員養成研修会」を開講しました。研修会には、本年度の資格取得を目指すＪＡの営農指導担当者２２人が参加。

　この研修会は、営農指導員の資質向上とＪＡ全中が実施する全国統一試験の受験者をサポートすることを目的に開催されています。資格認定には、「資格認定試験の合格」に加え、「必要な研修の修了」が要件であるため、「必須講習コース」と「筆記試験コース」を年間で全８回実施しています。今回は、開講式並びに必須講習コースの１回目。熊本県農業革新支援センターとＪＡ熊本経済連肥料農薬課より講師を招き、土壌や雑草防除、植物防疫についての専門知識と肥料流通・農薬等に関する法令についての講義が行われました。

　また、今回の研修会から「グループ討議」を導入し、「目指すべき営農指導員」に近づくため、ＪＡ枠を越えた意見交換によって営農指導業務の現状と課題を確認・共有しました。

　受講者からは「農家組合員の皆さんと上手くコミュニケーションをとりたい。そのために必要な専門知識を得られるよい機会だ。」等の声が聞かれました。

　なお、全国統一資格認定試験は令和３年１月２２日に予定されています。

 

▽グループ討議を行う受講者