トマトの新たな機能性成分について東京で講演
一覧へ戻る[2019-12-25]
JAグループのトマト主産県(熊本・宮崎・佐賀・福岡・岐阜・愛知・静岡・千葉・群馬・栃木・茨城)は、12月10日に東京大田市場の大ホールにおいて、合同講演会を開催しました。トマトの生産量が全国的に伸びる中、さらなる消費拡大に向け、市場、仲卸および各主産県から168名が参加しました。
JA熊本経済連が学術契約を締結している東海大学の永井竜児教授から、トマトの新たな成分「エスクレオサイドA」の機能性について講演がありました。エスクレオサイドAは動脈硬化を抑制するとされており、トマトやミニトマトを食べることで効果が期待できると報告がなされました。この効果は、1日ミニトマト3粒でも期待できます。
あわせてトマトの現状とこれからの取り組みについて、同経済連東京事務所の佐藤暢寿所長から報告がありました。新たなトマトの食べ方提案として、トマトみそ汁の取り組みなどについて紹介がなされました。
同経済連園芸販売課の末廣健課長は「熊本県は全国1位のトマト生産量である。今後も他県と連携し、機能成分等を活用しながらトマトの消費拡大に取り組んでいく。」と話しました。
▽講演をする永井教授
▽会場の様子