第1回熊本県麦・大豆振興大会初開催
一覧へ戻る[2019-04-05]
熊本県農業再生協議会は、3月14日熊本市北区のホテルで、2018年度熊本県麦・大豆生産振興大会を開催しました。
本大会は、麦・大豆生産の優良事例報告による意識啓発を行うとともに、需要に応じた生産及び農家所得向上のための収量・品質向上等に向けた提言を行い、県産麦・大豆の振興共励会優秀者表彰が行われました。本年度の審査から今までの書類審査に加え収穫前に現地審査を実施し、受賞者を決定しました。
熊本県麦・大豆振興共励会審査会で審査委員長を務めた熊本県農業研究センターの足立士朗農産園芸研究所長は、「どの出品者も甲乙つけがたく生産のレベルの高さが伺えた。その中でも最優秀賞に輝いた3名は、独自の取り組みで県平均単収を上回るだけでなく、地域振興にも大きく貢献しており、最優秀にふさわしい結果であった。」と講評しました。
表彰後、最優秀受賞者より優良事例報告が行われ、経営や生産技術及びコスト低減など受賞者それぞれの取り組み事例が発表されました。
第二部では、熊本県内の実需者から、小麦・大豆それぞれの需要と今後の動向について、熊本県農業革新支援センター金森農業革新支援専門員より、麦・大豆の排水対策について基調講演が行われました。
おもな受賞者は次の通りです。
◇麦の部(農家の部)▽最優秀賞(熊本県知事賞)=土田健一(JAたまな)▽奨励賞=宮崎清人(JAやつしろ)
◇麦の部(集団の部)▽最優秀賞(熊本県知事賞)=農事組合法人走潟(JA熊本うき)▽奨励賞=ネットワーク大津株式会社(JA菊池)、農事組合法人黒流(JA阿蘇)
◇大豆の部▽最優秀賞(熊本県知事賞)=農事組合法人かしま広域農場(JAかみましき)▽奨励賞=農事組合法人黒流(JA阿蘇)
▽大豆の部最優秀賞を受賞した農事組合法人かしま広域農場 工藤健一組合長、麦の部(集団の部)最優秀賞を受賞した農事組合法人走潟 田代洋一組合長、麦の部(農家の部)最優秀賞を受賞した土田健一さん ㊧から