平成30年産秋冬春ナス(PC筑陽)現地検討会
一覧へ戻る[2019-02-12]
JA熊本経済連は5日、JAたまな管内で、省力性品種「PC筑陽」の現地検討会を開きました。
同経済連は、秋冬春ナス「PC筑陽」の栽培技術確立を目的に定期的に開催しており、今回は厳寒期から春先にかけての栽培管理について県内ナス産地のJA営農指導員や熊本県、種苗会社など35名を参集し確認しました。
JAたまな管内の圃場3箇所を視察し、仕立ての違いによる病害虫防除や着果・肥培管理について確認し、種苗会社から「PC筑陽」の品種特性をふまえた今後の栽培における留意点について説明行われました。
種苗会社によると、春以降は気温上昇に伴い着果負担に対応する草勢維持管理が重要になってくるとのこと。県下では、「筑陽」から「PC筑陽」への切り替えが進んでおり、次年度は更なる増加が見込まれます。
平成30年産の秋冬春ナスについて、熊本県域の作付動向は全体面積120ヘクタールの約40%が「PC筑陽」になる見込みで、同経済連は、今後も「PC筑陽」の定期的な検討会と各産地の品質確認のため査定会の開催を計画し、農家経営の安定を図ります。
「PC筑陽」は、交配時のホルモン処理が不要の単為結果性であり、とげなし種のため作業性が高く、ナス栽培の省力化、労働力軽減が期待されている品種。
現地検討で栽培管理について意見交換を行うJA担当者ら