全自動ドローン実演会開催【JAかみましき】
一覧へ戻る[2019-01-08]
12月19日JA熊本経済連は、スマート農業による農作業の省力化、精密化などに向け、JAかみましき嘉島支所近くの圃場で完全自動飛行ドローン実演会を開きました。今回のフライトでは全農などが開発支援する農業ベンチャー、ナイルワークス社の完全自動飛行ドローンが薬剤散布を水でデモ実演し、1㌶を約15分で撒き終えました。
誰の何の操作も必要とせずスムーズに飛行するドローンに観客が沸きました。
圃場の形をタブレットに登録すると飛行経路が自動で作成され、以降はこの経路に沿って離陸から着陸まで自動飛行します。
GPSと基地局、タブレットの3つが常に交信し、飛行位置を調整することで、誤差数㎝以内の高い飛行精度を実現しています。現在は、一度のフライトで薬剤散布と生育診断の同時実施が出来るよう、圃場データ収集など開発を進めています。
実演会後の質疑応答ではGPS制御の難点である、他電波の干渉による操縦性への影響を心配する声などが出たが、電波局が密集する山間地での実験などを例に回答しました。GPS信号が途切れても10秒は登録された道順に従って飛び、そのまま信号がなければ自動で停止し復活すれば飛び続ける等の説明が行われました。
▼ドローンの説明を受ける参加者(嘉島町、19日)