平成30年産冬春ナス(PC筑陽)現地検討会 2018年産から本格的な出荷開始
一覧へ戻る[2018-09-28]
JA熊本経済連は27日、熊本市で、省力性品種「PC筑陽」が2018年度から本格的に導入されるにあたり「PC筑陽」の定植からの初期栽培管理について現地検討会を開催しました。冬春ナス「PC筑陽」の栽培技術確立を目的としており、県内ナス産地のJA営農指導員や熊本県、種苗会社など約50名が参加しました。
検討会では、各産地からこれまで試験栽培を行った課題をふまえ、潅水・肥培管理・仕立法・低段の摘果などの栽培管理について報告が行れ、熊本市の西村和洋さんの圃場を現地視察し、種苗会社から「PC筑陽」の品種特性をふまえた栽培管理について説明が行われました。県下では、「筑陽」から「PC筑陽」への切り替えが進んでおり、2018年産から本格的な出荷が始まります。
2018年産の秋冬春ナスについて、熊本県域の作付動向は全体面積120ヘクタールの約40%が「PC筑陽」になる見込みで、同経済連は、今後も「PC筑陽」の栽培技術確立に向け定期的な検討会の開催と各産地の品質確認のため査定会の開催を計画しています。
「PC筑陽」は、交配時のホルモン処理が不要の単為結果性であり、とげなし種のため作業性が高く、ナス栽培の省力化、労働力軽減が期待されている品種です。
▼現地検討で栽培管理について意見交換を行う西村和洋さん(JA熊本市)㊧
▼現地検討会の様子