第28回JA熊本経済連黒毛和牛勉強会
一覧へ戻る[2018-04-23]
JA熊本経済連は菊池市七城町の(株)熊本畜産流通センターで、肥育農家と県内JAの担当者を対象に第28回JA熊本経済連黒毛和牛勉強会を開きました。
勉強会は、肉質向上と生産農家の経営安定・肥育技術の研鑽、ブランド牛「和王」並びにくまもと黒毛和牛の銘柄確立と系統共販体制の強化を目的に開催しています。
勉強会では、JA全農ミートフーズ(株)の八木渓氏による「購買者から好まれる枝肉ついて」のテーマで講演が行われました。枝肉の評価のポイントや購買者に好まれる枝肉とはどういうものかなど写真やグラフを交え講演があり、参加者は熱心に聞き入っていました。
同経済連の福山智彦畜産生産指導課長は、「輸入物の増加等の影響により和牛去勢メスともに前年を下回る厳しい相場状況となっているが、消費者・購買者から求められる肉畜を目指す事が重要。今回の勉強会を経営に活かしていただきたい」と話しました。
勉強会では枝肉の展示・審査もあり、県内JAから黒毛和種59頭が出品されました。出品された肉畜は、枝肉重量平均500.1kg、肉牛の評価基準であるBMSも平均8.5と質の高い枝肉が並びました。