新品種「ゆうべに」出荷規格を協議/JAいちご担当者会議
一覧へ戻る[2018-03-12]
JA熊本経済連はこのほど、熊本市でJAいちご担当者会議を開き、新品種の熊本県育成イチゴ「ゆうべに」をはじめ県産イチゴについて協議しました。
本年産についての会議は4回目です。
県内主産地JAのイチゴ担当者をはじめ、熊本県やJA熊本中央会・連合会担い手・法人サポートセンターの職員らが出席しました。
会議では、販売実態の変化にともない、二段詰め規格の軽量化の検討を進めており、経済連が実施した輸送試験の中間報告を行いました。
参加者はボリューム感や安定感、傷みにくさなどあらゆる視点から意見を交わして、来年産からの規格の切り替えに向けて県全体の方針を協議しました。
また、本年産イチゴの生産・販売状況、栽培・出荷状況について報告を行ったほか、暖候期に向けた品質対策として収穫着色基準や品質保持について確認しました。
産地JAごとに持ち寄られたイチゴのサンプルについて、1パックあたりの規定重量や玉数、糖度を測定。熊本県の規格表に照らし合わせながら、果形や着色、品質が出荷規格に合っているか査定も行いました。
経済連園芸部によると「今後、県全体では3月上中旬頃に出荷のピークを迎え、3番果・4番果の状況については産地ごとのバラツキが生じているものの比較的安定した出荷が続く見込み」ということです。