「熊本野菜ブランド」構築に向け生産者など結集/第55回熊本県野菜振興大会
一覧へ戻る[2018-02-28]
熊本県や県下市町村、JAグループ熊本などで構成する(一社)熊本県野菜振興協会は、熊本市のホテル熊本テルサで第55回熊本県野菜振興大会を開きました。
県内の野菜生産者をはじめJA、行政、市場や輸送関係者など約600名が集まり、総力を結集して消費者から支持される“熊本野菜ブランド”の構築を進めていくことを誓いました。
大会は、県野菜振興のための課題認識と意識統一を図ることが目的です。
2年に1回、生産者や関係者が一堂に会して、地域枠を超えた生産組織の連携で生産力・販売力の強化を目指しています。1960年から続き、55回目を迎えました。
主催者で同協会の加耒誠一会長(=JA熊本経済連会長)は「『野菜王国くまもと』として安全・安心で美味しい野菜の提供が責務であり、将来にわたり消費者に喜ばれる熊本野菜ブランドの更なる飛躍のために力を尽くす」と力強く挨拶しました。
大会では情勢報告、優良事例発表、大会宣言や記念講演などが行われたほか、大会に先立ち野菜組織活動コンクールの表彰式もあり、熊本県オリジナルいちご「ゆうべに」の生産性向上や環境保全型農業などへの取り組みが評価されたJAたまなの園芸部連絡協議会イチゴ専門部がコンクール会長賞の最優秀賞並びに熊本県知事賞として表彰されました。
野菜園芸功労者17名の表彰も行われました。
小野泰輔熊本県副知事は「熊本県の農業産出額は7年連続で成長を続けており、うち4割が野菜。生産者の努力の賜(たまもの)。一丸となって熊本の野菜生産を盛り上げていきたい」と祝辞を述べました。
▼熊本県野菜組織活動コンクール会長賞の受賞者は以下のとおりです。
◇ 最優秀賞(熊本県知事賞)=JAたまな園芸部連絡協議会イチゴ専門部
◇ 優秀賞=JA菊池オクラ部会、JA阿蘇南部なす部会
◇ 秀賞=JA熊本市白浜苺部会、JA熊本うき園芸部生姜専門部会、美里かぼちゃ研究会、JA鹿本苺部会、吉無田高原野菜振興会茄子部会、JAやつしろ北新地馬鈴薯部会、JAくま茄子部会、JA本渡五和園芸部会タカナ部