生産者ら圃場を視察、栽培技術磨く/JAグループくまもとキク専門部会研修会
一覧へ戻る[2017-08-16]
JAグループくまもとキク専門部会(事務局=JA熊本経済連)はこのほど、球磨郡あさぎり町で研修会を開きました。生産者のほか、JAや熊本県の職員が参加しました。
今回の研修会は、夏キク「晃花(こうか)の宝」の栽培圃場視察と優良苗の採穂に関する栽培技術の研鑽が目的で、参加者はJAくまのキク生産者森幸一さんの圃場で育苗・栽培の様子を見学し、理解を深めました。
また、2月に開催され九州のキク生産者が一堂に会した「九州輪ギクサミット」に関する報告もあり、他産地の病害虫発生状況や対策などについて情報を共有しました。
葉に病斑ができる重要病害「キク白さび病」については、病斑の特徴や発生しやすい条件、防除の方法を細かく説明するなどして特に注意を促しました。
熊本県球磨地域振興局の奥山美保主幹には球磨地域におけるキク生産の状況と優良事例を説明いただき、畝の作り方を改善することで、出荷本数を前年から大幅に伸ばした2つの展示圃を紹介していただきました。