熊本県内の１０ＪＡ・３子会社でつくる熊本県ＪＡ葬祭事業連絡協議会（事務局＝ＪＡ熊本経済連）はこのほど、経済連７階ホールで県内のＪＡ葬祭センター職員などを対象に研修会を開きました。今年度は２回目です。

 

今回の研修では、真宗大谷派正念寺（球磨郡多良木町）の住職竹下秀覚さんを講師に迎え、事前に職員に募集した葬儀にまつわる疑問についてアドバイスをいただきました。

 

「御出棺の際に棺の中に色々お持たせしても、成仏の妨げにはなりませんか」といった質問や、「枕経に来ていただく時間は深夜でも構いませんか」、「ご遺族の方から『お寺さんは呼ばなければいけませんか』と質問された際の対応を教えてほしい」など住職への相談まで、幅広い疑問に丁寧に回答いただきました。

 

竹下さんは「対応に迷ったときも、まずご遺族の気持ちに寄り添って行動することが大切。機械的にならないように、心情を読み取る感性を養っていってほしい」とアドバイスしました。

 

葬祭職員を対象とした研修は毎年行われており、今年度は毎回内容を変えて４回の開催を予定しています。