麦類検査の本格化にあわせて目慣らし/平成29年産麦類検査程度統一会
一覧へ戻る[2017-06-15]
熊本県JA農産物検査協議会(事務局=JA熊本経済連)は県内で麦類の検査が本格化するのに合わせて6月5日に「平成29年産麦類検査程度統一会」を開きました。
麦類の等級を格付けする農産物検査員が県内全域から集まり、九州農政局の検査指導担当者も参加しました。
統一会では各JAから提出されたサンプルを各検査員が格付けし、目慣らしを行いました。
また、同経済連から麦流通情勢の報告と各産地JAから麦の作柄等の報告が行われました。
産地JAによると、播種時期の断続的な降雨と前作である大豆の収穫遅れの影響により、播種が一部で遅れたものの、年明け以降天候に恵まれ、生育はおおむね順調ということです。
また、収量についても平年並みで、品質は期待できるとの報告がありました。
経済連農産部によると、熊本県の本年産麦類の作付面積は6583ヘクタール。
好天により収穫作業も順調に進んでおり、今後は共乾施設等での乾燥調整後順次検査が行われるとのことです。JAグループ全体の本年産麦類の検査数量は1万9420トンを見込んでいます。