農場防疫と牛の疾病予防など学ぶ/第26回JA熊本経済連黒毛和牛勉強会
一覧へ戻る[2017-04-25]
JA熊本経済連は菊池市七城町の(株)熊本畜産流通センターで、肥育農家と県内JAの担当者を対象に第26回JA熊本経済連黒毛和牛勉強会を開催しました。
勉強会は、肉質向上と生産農家の経営安定・肥育技術の研鑽、ブランド牛「和王」並びにくまもと黒毛和牛の銘柄確立と系統共販体制の強化を目的に年2回開催しているものです。
毎回テーマを変えて行われており、今回はJA全農福岡畜産生産事業所の宮内大輔氏が肉牛の衛生管理について講演を行いました。
農家が愛情を込めて育てている牛を病気から守るため、農場防疫の基本と牛の疾病予防について写真やグラフを使って解説。また、衛生管理区域の設定や消毒の方法など、全国の優良事例もあわせて紹介しました。
経済連畜産部の坂本隆徳部長は、「地震の復興半ばであり難しい部分もあると思うが、衛生管理についてまずは予防が重要。今回の内容を経営に生かしていただきたい」と話しました。
勉強会では枝肉の展示・審査もあり、県内JAから黒毛和種59頭が出品されました。
出品された枝肉は、平均枝肉重量が496.8kg、肉質等級4等級以上のものが81.3%と質の高い枝肉が並びました。
出品された枝肉は、平均枝肉重量が496.8kg、肉質等級4等級以上のものが81.3%と質の高い枝肉が並びました。