このほど、㈱熊本畜産流通センター（＝ＪＡ熊本経済連グループ）の谷完珍さん（２３）が群馬県佐波郡の（公社）全国食肉学校で行われた豚枝肉のカッティング技術を競う全国大会で２位に選ばれました。

 

大会は食肉事業に従事している人が対象で、競技を通じて枝肉カッティングや肉の衛生管理など技術の向上を目指しています。

大会では、豚枝肉１頭の分割から整形までの処理技術と所要時間を競いました。

 

①「衛生」、②「カッティング」、③「商品管理」、④「時間」の４項目を、（公社）日本食肉格付協会と（公社）全国食肉学校、ＪＡ全農ミートフーズ㈱の担当者など“食肉のプロ”が採点しました。

 

九州地区は特に技術向上に力を入れており、唯一地方で予選会を行っています。今回の全国大会でも上位に入賞した７名のうち４名は九州地区の代表選手でした。

 

㈱熊本畜産流通センターは「上位入賞（最優秀賞）は初めての快挙であり、今後も技術者の育成に努め、顧客ニーズに応えていけるような製品づくりを追求していきたい。」としています。

 

入賞者は次のとおりです

【最優秀賞】
１席＝小林恵さん（㈱庄内食肉公社）
２席＝谷完珍さん（㈱熊本畜産流通センター）
３席＝津久井健人さん（㈱群馬県食肉卸売市場）

【優秀賞】
１席＝坂元稔侑さん（㈱ＪＡ食肉かごしま）
２席＝川野翔太さん（㈱ミヤチク）
３席＝加藤裕樹さん（㈱ＪＡ食肉かごしま）
４席＝宮部優祐さん（㈱北海道畜産公社）