JA役職員、農作業事故の恐ろしさ心に刻む/大野勝彦さん講演会
一覧へ戻る[2017-02-17]
熊本県JA農機自動車技術指導士会とJA熊本経済連は、熊本市内で開いた農機実販推進運動成果大会の中で、県内で相次ぐ農作業事故の防止を啓発するため講演会を行いました。
農作業中の事故で両腕を切断した元農家・大野勝彦さん(=熊本県菊池郡出身)が「農作業事故の教訓とJAグループへの期待」をテーマに実体験や思いを語りました。
参加したJA役職員からは、「農作業事故防止を啓発していく重要性を再認識した。」との声が多く聞かれました。
大野さんは講演で「農作業事故で自分だけでなく、家族や友人といった大切な人達をたくさん苦しめてしまった。農機具の安全な使用について、今一度目を向けてほしい。」と力強く伝えました。
JAグループ熊本では特別推進期間を定め、広報車で県内各地域を巡回し安全使用を呼びかけているほか、イベントでのチラシの配布とポスターの掲示、農作業安全講習会などでも事故の防止に努めています。
平成27年度のJAグループ内での事故発生件数は27件で、うち死亡事故は4件、その中でも3件が75歳以上の事故となっています。
事故件数は平成26年度より11件減少したものの、全国的にも多い数字となっており、農作業の安全意識向上を今後も強化して参ります。
事故件数は平成26年度より11件減少したものの、全国的にも多い数字となっており、農作業の安全意識向上を今後も強化して参ります。