検査員の資格取得目指す/農産物検査員育成研修会
一覧へ戻る[2017-02-13]
熊本県JA農産物検査協議会(事務局=JA熊本経済連)は、農産物検査員の育成研修会を開いています。JAの農産担当者等農産物検査員資格の取得を目指す人を対象に研修を実施し、今年度は県内JAから17名が参加しています。
農産物検査法関連の座学研修、米・麦・大豆等の分析実習、鑑定実習を行い、全17回の研修で農産物検査員としての基礎を固めます。
研修最終日の3月13日に、鑑定試験と筆記試験による修了試験を行う予定です。
鑑定実習の初日には、水稲うるち玄米、水稲もち玄米、普通小麦、普通大粒大麦、普通中粒大豆等に1等から3等および規格外の等級を付けたほか、水稲うるち玄米の品種鑑定を行いました。
参加者はやや緊張した表情でこれまで学んだ内容を基に、並べられた試料を鑑定していました。鑑定結果は毎回講師が採点・指導し、鑑定の正確さを高めていきます。
講師を務める同協議会の工藤佳生さんは「農産物検査員としての基礎知識・技術を研修でしっかり修得してもらい、検査現場でも生産者・消費者のために活躍してもらいたい」と期待を込めました。