大豆の等級格付けについて認識統一/平成28年産大豆検査程度統一会
一覧へ戻る[2016-12-16]
熊本県JA農産物検査協議会(事務局=JA熊本経済連)は県内での大豆検査の本格化に合わせて、大豆の検査を行うJAの農産物検査員を参集し、平成28年産大豆の検査程度統一会を開きました。
JA農産物検査員の鑑定技術の向上と大豆の等級格付けの認識統一を図ろうというものです。九州農政局の検査指導担当者も参加しました。
各JAから提出された本年産大豆試料23点を、JAの農産物検査員がそれぞれ格付けを行い、その後協議会と九州農政局が格付けした等級と照らし合わせて検査程度の確認を行いました。
また、同経済連から大豆流通情勢の報告と各JAの生育状況報告も行われ、JAからは「生育はおおむね順調」との報告が多数ありました。
熊本県の本年産大豆の作付面積は約2400ヘクタール(前年比+600ヘクタール)です。熊本地震により用水路や水田が被害を受け、水稲から大豆への転作が進んだためとみられています。
特に被害の大きかった5JA(JA熊本市、JA菊池、JA阿蘇、JAかみましき、JA熊本うき)では、大豆作付が増加する一方で、乾燥調整施設も地震被害を受けており、施設間での荷受数量の調整や収穫・荷受日程の調整など、大豆の円滑な集荷に向けて現場の努力が続けられています。