日持ち性向上対策など学ぶ/JAグループくまもとカラー専門部会研修会
一覧へ戻る[2016-09-26]
JAグループくまもとカラー専門部会(事務局=JA熊本経済連)は、合志市の熊本県農業研究センターで研修会を開きました。県内のカラー生産者のほか、JAや熊本県の職員が参加しました。
同部会の松下文雄部会長は「高級志向が強まり、日持ち性が重要視されるようになってきていると感じる。日持ち性などについて学べる貴重な時間なので、しっかりと勉強していただきたい」と呼びかけました。
研修会では、熊本県農業技術支援室の柳田義弘主幹が畑苗での株の増殖方法や管理について、切花の鮮度保持剤(ミラクルミスト)を販売しているクリザール・ジャパン株式会社の森脇常行氏が日持ち性向上について講演しました。同センター内の圃場も公開され、参加者は熱心に視察しました。
最新の統計によると、熊本県のカラー生産は、出荷量全国2位、国産シェア19.3%となっています。
同部会は現在、新品種の「ホワイトトーチ」、「ホワイトスワン」の展示圃を県内各地に設置して現地適応性を確認しているほか、研修会を開くなど各産地の情報を共有化し、県域全体で品質の向上と安定供給を目指して積極的に活動しています。