熊本県経済連茶生産流通協議会はこのほど、益城町の同経済連茶入札場で平成２８年度茶共進会審査会を開き、審査の結果、「普通煎茶の部」特等に福本勝さん（ＪＡ菊池）、「蒸製玉緑茶の部」特等に右田健一さん（ＪＡ熊本うき）が選ばれました。

審査会は、茶の生産技術改善による荒茶品質向上と共販拡大を図ることを目的に毎年開いているものです。
普通煎茶１４点、蒸製玉緑茶２９点の合計４３点が出品されました。

熊本県の茶指導機関、茶商と日本茶インストラクターを審査員に招き、茶種ごとに外観・水色・香気･滋味について吟味し、採点。
成分分析点も加え、総合得点の高い順に等級が決定しました。

本年度は、一番茶の摘み取りを控えていた４月に熊本地震が発生し、県央地区の茶農家を中心に荒茶工場や自宅が損壊。
生産ラインを修理するなどし、懸命に出荷作業を続けました。

経済連は「大変な時期にもかかわらず出品してくださった生産者の努力を、少しでも評価に繋げたい」としました。

その他の入賞者は次の通りです。
◆普通煎茶の部▼一等＝福本美智子さん（ＪＡ菊池）、▼二等＝川上一久さん（ＪＡくま）、▼三等＝川上誠一さん（ＪＡくま）
◆蒸製玉緑茶の部▼一等＝工藤実代子さん（ＪＡ菊池）、▼二等＝中山秀樹さん（ＪＡ菊池）、中山真由美さん（ＪＡ菊池）、▼三等＝工藤隆行さん（ＪＡ菊池）、右田真由美さん（ＪＡ熊本うき）、山村孝一さん（ＪＡくま）