ＪＡグループくまもと花き部会（事務局＝ＪＡ熊本経済連）では“花の満足度日本一”に向け、生産者の日持ち性向上対策品質管理認証を後押ししています。

この認証は農林水産省が２０１４年に制度化。
花きに携わる①生産②流通（市場、仲卸、加工場、輸送）③小売の各部門で、衛生管理など花を日持ちさせる取り組みのチェック項目を満たすと国の委託機関から認証書が授与される仕組みです。
生産から販売までの各部門が一丸となり、新鮮な花きを消費者に届けることで満足度の向上と消費拡大を目指しています。
また、花き業界全体の日持ち性向上に対する意識を高める狙いもあります。

ＪＡグループくまもと花き部会 では消費者に愛されるくまもと花きブランドを確立するため、制度化された初年から認証取得に取り組み始めました。
以来、研修会を開き生産者やＪＡの担当者に重要性を説明するとともに、研修の充実を図っています。
職員手作りのイラスト入り資料での衛生管理講習、認証取得生産者の選花施設の視察、優良事例の報告、意識把握のためのアンケート実施など積極的に活動してきた結果、
２０１４年度に１１１戸、２０１５年度に１９８戸が認証を取得しました。
県の認証取得生産者数は２０１６年３月現在、３０９戸になりました。
これは愛知県の７９６戸、福岡県の３１２戸に次ぐ全国３位の数字です。

トルコギキョウ生産者でＪＡグループくまもと花き部会の溝辺敬志部会長は、
「取り組みを始めてから、日持ち性向上の意識が生産者に浸透してきていると感じる。日持ちする花を作るようになることで皆様からの信用に繋がっていく。認証制度を活用して熊本県産花きのブランド力を高めたい」と思いを語りました。