熊本県は、県産米の輸出拡大を目指し、シンガポールで県産米販売促進のイベントを開きました。
シンガポール高島屋で開いたイベントには、県の営業部長を務める「くまモン」が登場し、熊本のおいしいお米をアピールしました。

県は「稼げる農林水産業への挑戦」「アジアに打って出る」を戦略に掲げ、県産米の輸出拡大に取り組みます。
シンガポールと香港に精米工場を持ち、玄米輸出、現地精米に取り組む（株）クボタと、ＪＡ熊本経済連、県が２０１４年に３者協定を締結。
現地の外食チェーン店が業務用米として使用し、商流が生まれました。
ＪＡたまなの「あきまさり」を中心に販売し、１５年度の県産米輸出は、前年対比４倍の３００㌧を超えています。
ＪＡたまなの生産者もイベントに参加し、現地の消費者に直接アピールしました。

参加した同ＪＡの下田生紀常務は「美しい自然に囲まれた熊本で生産されたお米をはじめとする農畜産物がシンガポール、さらにはアジア諸国への輸出拡大につながってほしい」とあいさつしました。