新品種について確認/JAグループくまもとカラー専門部会研修会
一覧へ戻る[2016-03-17]
JAグループくまもとカラー専門部会(事務局=JA熊本経済連)は、合志市の熊本県農業研究センターで研修会を開き、49名が参加しました。
熊本県が開発し昨年から本格的な出荷が始まった新品種「ホワイトトーチ」「ホワイトスワン」の市場調査と日持ち試験の結果報告、品種特性や苗の供給、管理、株の増殖方法などについて説明がありました。
同センター内圃場にある親株の育成ハウスも公開され、参加者は熱心に視察しました。
研修会で熊本県園芸課の佐渡旭主任技師は
「『ホワイトトーチ』『ホワイトスワン』が市場に出回り始めて1年が過ぎた。ようやくメディアにも取り上げられ、次第に評価されるようになってきていると手ごたえを感じた。この2品種の県下生産面積を拡大させるべく栽培指導に力を入れる」と述べました。
最新の統計によると、熊本県のカラー生産は、出荷量全国2位、国産シェア19・3%。
同部会は現在、新品種の展示圃を県内各地に設置して現地適応性を確認しているほか、研修会を開くなど各産地の情報を共有化し、県域全体で品質の向上と安定供給を目指して積極的に活動しています。