環境制御技術研修会と「ネクストくまもと」現地検討会
一覧へ戻る[2016-03-11]
JA熊本経済連は、熊本市北区植木町で環境制御技術研修会と高度生産技術モデル圃場「ネクストくまもと」の現地検討会を行い、県下JA、全農と熊本県から営農指導員や研究員など43名が参加しました。
環境制御技術の指導者育成を目的に開いており、今年度で2年目となりました。
「ネクストくまもと」では、トマトの最適な生育環境のもとで高収量と高品質の実現を目指し、データに基づいた効率的栽培を進めています。同日は研修会のために特別に公開されました。
研修会は、ゆめファーム全農での生育調査や環境調査のデータ分析、環境制御の技術指導にあたるJA全農園芸資材課の吉田征司主管を講師に招き、厳冬期から春期へ移行する栽培についてトマトの樹勢コントロールや適正な環境管理のポイントを解説して頂きました。
また、検討会では「ネクストくまもと」で定期的な生育調査に基づいた栽培管理の実践報告がなされ、厳冬期の温度管理や今後の水分管理のポイントなど事例を踏まえた意見交換が活発に行われました。
同施設の担当者は「JAグループ自らが実証モデル事業を実践し、課題や対策について産地と情報共有しながら共に向上していきたい」と話しています。