熊本パールライス（株）と（株）エーコープ熊本は熊本市北区で１０月１７日、ＪＡ熊本市の協力のもと、約４㌃の圃場で親子稲刈り体験会を行いました。
７月の田植え体験会に参加した親子など１３組４１人が参加。田植え・稲刈りを通じて熊本県産の農畜産物への関心を高めてもらい、安全・安心な農畜産物の地産地消と消費拡大につなげることを目的に開いています。今年が４回目。毎年参加している親子も多く、人気のイベントです。

熊本パールライス（株）の児玉静二社長は、
「日本人の米の消費量は年間で５７キロ。パン食や麺食の影響で減少傾向にある。稲刈りを通して米を身近に感じて欲しい」と挨拶しました。
 
ＪＡ熊本市営農支援センターの澤井哲郎係長から稲の刈り方や鎌の使い方の説明を受け、参加者の親子は黄金色に実った「くまさんの力」を１株ずつ丁寧に刈り取り、コンバインでの稲刈り見学もしました。

初回から参加しているという井出幸祈さん（８）は、「田植えも稲刈りも楽しい。農家さんがお米を子どもみたいに大事に思っていることが分かった」と笑顔で話し、参加者からは収穫の苦労と喜びを感じる声が聞かれました。

 収穫した米は、熊本市北区の直売所「ｙｏｕ＋ｙｏｕ　くまもと農畜産物市場」内にある同社直営店舗「熊水乃蔵（ゆうすいのくら）」で１１月中旬に数量限定で販売する予定です。