2015年産秋冬野菜・果実出荷大会開催 販売目標345億円の達成誓う
一覧へ戻る[2015-10-19]
JA熊本経済連は10月16日、熊本市のホテルで2015年産秋冬野菜・果実出荷大会を開きました。
生産者や全国の取引市場、JAなどからおよそ300人が出席。秋冬期の販売目標金額345億円(野菜類250億円、果実類95億円)(前年実績比101%)の達成を誓いました。
本年産は、主要品目のトマトが県全体で面積拡大のため作付が増加、なすが前年並み、ミニトマトは面積減少。
露地野菜ではブロッコリー・ニンジンが規模拡大・共販拡大により近年増加しています。
いちごは、生産者の高齢化と他品目への転換などにより減少していますが、順調な初期生育により前年を上回る出荷を計画しています。
瓜類では、メロン類・すいか類が生産者の高齢化などにより作付が減少、出荷についても台風15号の影響を受け前年より少ない出荷となる見通しです。
2015年産の生産計画は、
野菜(10月~2月)の作付面積2409㌶(前年比101%)、出荷数量7万5197㌧(同103%)
いちご(10月~6月)の作付面積196㌶(同97%)、出荷数量7642㌧(同105%)
メロン類(10月~2月)の作付面積122㌶(同84%)、出荷数量2521㌧(同84%)
すいか類(10月~2月)の作付面積31㌶(同85%)、出荷数量827㌧(同66%)を見込んでいます。
同経済連の加耒誠一会長が「いよいよ秋冬野菜・果実の出荷が本格化する。“作って頂く”生産者と“買って頂く”消費者の期待に応え、関係者全員が満足できるよう一丸となって取り組みを進めたい」と挨拶。
また、一般社団法人熊本県野菜振興協会女性部長会の坂本久美子部会長が「収量と品質の向上とコスト低減に取り組み、農家経営の安定を図るとともに、消費地から信頼される産地として精度の高い産地情報の提供と安定供給に努める」と決意表明しました。
今後経済連では、4つの基本方針「①消費地に求められる産地づくり②多様化する需要に合わせた商品づくり③産地一体となった熊本ファンづくり④消費拡大につながる販促活動」に基づき、秋冬野菜・果実の生産基盤維持と販売の強化に取り組みます。