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「2015年度農作業安全研修会」に参加しました

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[2015-10-09]

JAグループくまもとや熊本県、県内各市町村の農作業安全にかかる担当者は9月25日、
合志市の熊本県農業研究センターで、熊本県が主催する「2015年度農作業安全研修会」に参加しました。

全国で相次ぐ農作業事故を受けて、JAなど県内の関係団体、国や県が連携して地域の農業者に対する啓発を強めることが目的です。

開会挨拶で熊本県農林水産部生産局の下舞睦哉農業技術課長は、
「林業や建設業での死亡事故が減少する中、農業では農作業事故が減らない。慣れや過信が重大な事故へと繋がる場合もある」と現状を懸念。
「日頃から農業者の指導にあたる皆様には、この研修会を機に安全な農作業のために積極的に働きかけて欲しい」と呼びかけました。

2部構成の研修会の第1部では、九州農政局、熊本県、クボタアグリサービス株式会社から講師を招き、
農作業事故の発生状況と未然防止策、機械の安全な使用方法、労災保険の加入推進などについての講義が行われました。
第2部では同社の杉本修二課長が実際にトラクターを使い、農作業事故防止に向けた安全講習の実演を行いました。

熊本県によると、2015年の熊本県内の農作業死亡事故は8月31日時点で10件。今
年はトラクターでの事故が少ないことと、女性の割合が多いことが特徴とのことです。

JAグループくまもとでは年間を通じ農作業安全運動を展開し、イベントでのチラシ配布とポスター掲示、農作業安全講習会などで事故防止を啓発しています。
また、10月1日からの1ヶ月間は特別推進期間として、県内JAの農業機械担当職員が広報車で県内各地域を巡回しました。
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