ＪＡ熊本経済連は１７日、益城町の同経済連茶入札場で２０１５年産一番茶の初入札会を行い、指定茶商２１社が色、味、香りを確かめ入札しました。
出品数は１０４点、２２４２．８ｋｇ（前年１１０点、１９８６．３ｋｇ）。１ｋｇあたりの最高値は２万円（前年同額）、平均単価は３９４５円（前年４２８４円）で取引されました。

　同経済連によると「２０１５年産は、冬季に極端な低温もなく適度な降水があったことで全般的に生育は良好。気温の推移からも十分な休眠が得られているものと推察され、芽揃いが良く、色、味、香りの三拍子揃った良質な新茶が期待できる」とのことです。
県内においては、『さきみどり』『さえみどり』といった早生品種から摘採が開始されます。
また、４月初旬の気温の上昇に伴って中生品種の『やぶきた』も本年は早期の摘採が予想され、５月の連休前には最盛期を迎える見込みです。
 

　同経済連の松下隆裕代表理事専務は、「安全安心で美味しいくまもと茶を提供するために更なる技術向上をはかり、茶商と消費者の皆様のニーズに合った緑茶の生産につとめたい」と挨拶しました。