平成26年度熊本県茶振興大会
一覧へ戻る[2015-03-02]
平成26年度熊本県茶振興大会が開かれ、熊本県茶品評会と熊本県経済連茶生産流通協議会茶共進会の表彰式が行われ、生産者やJA、熊本県茶商業協同組合、行政などからおよそ120名が出席しました。
はじめに、くまもと茶ブランド確立対策協議会(熊本県、経済連、県茶商業協同組合で構成)主催の熊本県茶品評会表彰式が行われました。荒茶の部では、普通煎茶6点、蒸製玉緑茶17点、釜炒り茶31点が出品され、16名が受賞。茶園の部では各地域から選出された26点の茶園から7名、産地賞では相良村が受賞しました。審査長の小野誠熊本県農業研究センター茶業研究所長は「荒茶の部においては、一番茶生育期の低温・降雨・日照不足など厳しい気象条件の中、いずれの茶種も良品が多く、出品者の品質向上に対する努力と技術水準の向上が感じられた。茶園の部においては、病害虫などの被害も少なく良好な茶園が多く、効率の良い施肥法が行われており品質維持とコスト削減のバランスがとれた管理を行っている様子がみられた」と講評しました。
続いて行われた熊本県経済連茶生産流通協議会主催の平成26年度茶共進会表彰式では、普通煎茶19点、蒸製玉緑茶43点、釜炒り茶12点が出品され、普通煎茶の部7名、蒸製玉緑茶の部13名、釜炒り茶の部5名、特別賞3名、共販賞14名、産地賞でJA菊池が受賞しました。審査長の宮崎幸正JA熊本経済連農産部長は「一番茶生育時期の度重なる晩霜と低温により多くの地域で霜害や生育遅延がみられた。特に早場地域や山間地域では収量が減少した地域が多かったが、生育後半の気温の上昇と適採時期の好天に恵まれ、良質な生葉が収穫されていた。生産技術の確実な向上を実感する」と講評しました。
茶品評会および茶共進会のおもな上位入賞者は次の通りです。
【茶品評会】
◇荒茶の部
▽普通煎茶1等=相良村銘茶研究会 (有)サンティー 川上誠一(相良村)
▽蒸製玉緑茶1等=相良村銘茶研究会 (有)サンティー 福岡利幸(相良村)
▽釜炒り茶1等=栖本製茶工場 猪原真滋(天草市)
◇茶園の部▽1等=右田健一(美里町)
◇産地賞=相良村
【茶共進会】
◇普通煎茶の部
▽特等=福本勝(JA菊池)
◇蒸製玉緑茶の部
▽特等=南畝洋一(JAあしきた)
◇釜炒り茶の部
▽特等=杉本直道(JAかみましき)
◇産地賞=JA菊池