米国向け熊本県産黒毛和牛出発式
一覧へ戻る[2014-04-24]
JA熊本経済連グループの(株)熊本畜産流通センターは、米国・香港・カナダ向けの輸出牛肉処理施設として先月厚生労働省の認可を受け、4月23日に、熊本県産黒毛和牛の米国向け輸出第一便の出発式を行いました。県内では初の施設で、今後、米国・香港向けにそれぞれ年間10㌧の輸出を計画しています。
出発式には、生産者や国・県・JAグループの関係者などおよそ100名が出席。県産黒毛和牛およそ350kgを乗せたトラック第一便の出発を拍手で見送りました。同社の上村幸男社長は「今回の輸出認定が県内畜産農家にとって生産基盤構築・生産意欲向上へつながり、また、熊本県畜産振興の突破口となれば」としています。
熊本県産牛肉の輸出は米国向けに2008年1月からスタートしましたが、これまでは鹿児島県内の施設で処理を行っていました。2013年度は、米国・香港合わせて約10.5㌧の牛肉を輸出。県内で処理が可能となった今年度は、およそ2倍の出荷を見込んでいます。