中堅営農指導員育成ヨーロッパ研修『アタック21』
一覧へ戻る[2012-10-16]
熊本県下JAの中堅営農指導員育成研修会「アタック21」が9月23日から10月1日までの9日間、オランダ・ベルギーで行われ、県内11JAの営農指導員や経済連職員など16名が参加しました。
これからの地域を担う中堅営農指導員が、先進国の生産性の高い革新的な技術や施設、協同組合の役割、先進的な農業経営などを習得し、今後の営農指導活動や地域農業の生産基盤の維持拡大に資することが目的です。
オランダでは、トマト・パプリカ・花卉を中心に高収量を実現する技術、施設内の環境制御、エネルギーの有効活用等の最先端技術を学び、農業協同組合の政策や取組みについて意見交換しました。ベルギーでは、EU日本政府代表部を訪れディスカッションを実施。EUの農林水産業概要や共通農業政策について説明がなされ、EU農政の方向性や日本農業の国際的位置づけと在り方などについて意見を交わしました。研修に参加した営農指導員からは「持続的農業の観点からオランダの先進事例は参考になる。日本・熊本版モデルを作り上げたい」との声が聞かれました。
この研修会は、参加した営農指導員が核となり県内の農業が常に“挑戦”し続け、地域の農業に“変革、創造、成果”を実現するため「アタック21」と名付け、3年間継続で来年まで実施します。